本企画の基本情報
■開催目的
マインドフルネスの理論を学び、ヨガで体験することにより理解を深めること
■開催日
2018年9月8日(土)17:15〜18:45
■開催場所
スタジオヨギー 新宿WEST
https://www.studio-yoggy.com/studio/shinjuku-west
■参加者
24人
■プログラム
プロのヨガイントラクターによるマインドフルネス講演+ヨガレッスン
■背景
マインドフルネスは今、ここで起きていることを感じ取るための瞑想であり、これを習慣化することで、現在起こっていることに集中する力をつける。マインドフルネスを9年間継続した20人において、物事を客観的にとらえることに関係する「背内側前頭前野」という脳の部位が普通の人に比べて発達していたというデータもある。今回はこの企画を通して、参加者がマインドフルネスの方法を学び、ビジネスなど様々なシーンで集中力を高めることが出来るきっかけ作りに貢献することをゴールとした。
当日の内容
①講演その1:マインドフルネスとは何か?
日本語に訳すと「気づき」
集中力を高めるトレーニングとしてビジネス現場にて急速に普及している
②講演その2:ヨガ理論
そもそもヨーガ(ヨガ)とは何か?
ヨーガ(ヨガ)とは古代の賢者や聖者たちが悟りを得るために瞑想し発見した技法
心身や呼吸を観察し気づくことをしながら動く「アーサナ」、呼吸法「プラナーヤー
マ」がある
③ヨガレッスン
瞑想するためにはリラックスしている状態が理想的
正しい呼吸法を習得するためには「肩甲骨」をダイナミックに動かすこと
いすのポーズ:体内でエネルギー燃焼、集中力ややる気がアップ
山のポーズ:胸を拡げ、力強く踏ん張ることにより自然との一体感を味わえる
ムーラバンダ・ウディヤナバンダ・ジャーランダラバンダ(いずれもポーズ名):内臓機能向上、リラックス効果、ストレスや興奮の緩和
カパラバーティ:呼吸法の一つ。息を止めている間の思考や体の感覚を観察して自分を内観する
写真:ヨガレッスンの様子
まとめと所感
ヨガレッスン後の質疑応答では以下のようなやりとりがあった。
質問1:アーサナは本当に必要なのか?アーサナよりプラナーヤーマのような正しい呼吸法を習得することが大切なのではないか?
回答1:現代人は様々なストレスに晒されていることが多く、それ故ヨーガに対し「ストレス発散」という役割を期待している人々もいる。アーサナは「適度な運動」によりストレス軽減・発散することを目的としているため、この手法を積極的に取り入れるイントラクターも多数いる。自分の好みに合わせて取り入れることが適切である。
質問2:瞑想中、どうしてもうとうとしてしまう。うとうとしてしまうのは良いことなのか?悪いことなのか?
回答2:寝ても構わない。頭をからっぽにして無の状態になることが大切。その延長として「寝る」という行為が発生するのであれば、それは自然なことである。
今回の企画は、聴覚障害者向けのマインドフルネス講習およびヨガレッスンなので、手話通訳を用意したが、レッスンのためにイントラクターのリオ先生が手話を学び、進行に支障がないほど流暢な手話を披露してくださったことに、まず感銘を受けました。参加者の多くからも、先生自ら手話とともにヨガレッスンをしてくださったことで内容が理解しやすく、大変理解が進んだという声を聞いた。
個人的にはマインドフルネスの完成形は「無の状態になること」と理解したが、慌ただしい日々の生活の中でマスターするには時間を要する印象を抱いた。但し、「正しい呼吸法」を意識し、息を止めている間の思考や体の感覚を観察して自分を内観することを繰り返すことにより、完成形に近づけることが出来るのではないかと思うので、日常生活の中で是非取り入れていきたいと考える。
今回の企画を通して、参加者は意識的にマインドフルネスを取り入れて頂き、ビジネス等の現場において効力を発揮できるような仕組み作りに貢献できたと考える。我々東京Connect –SPUTNIK-においても定例会の前にルーティンとして取り入れることにした。これを機にパフォーマンスの向上を図るとともに、顧客満足度の高い企画やイベント開催を通し、ひいては社会課題解決の一助に繋げていきたいと考える。
最後になったが、今回の企画はスタジオ・ヨギー様、インストラクターのリオ先生に賛同して頂いた為に実施することが出来た。
心よりお礼申し上げます。誠に有難うございました。
以上。
-レポート作成者 小林さや佳-